あっという間に8月も終わります。まだ暑いですが、朝晩には虫の音が流れ季節が進んでいるのを感じます。
さて、高齢の長い休みの書籍紹介。今回のテーマは「○○しない」です。これからは何をするか、よりも何をしないかが重要です。取捨選択ですが、すでに手には抱えきれないほど荷物を持っている我々。そろそろ捨てる準備をしましょう。
1冊目
正木孔明 著 『雇わない経営』

事業が大きくなる→人を増やす→ますます事業が大きくなる…といった従前の事業拡大モデルに疑問を呈しています。筆者は人を増やした場合、会社が重くなる(固定費が大きくなる)ため経営の自由が奪われると主張しております。これについては全くの同感です。会社が事業内容を大きく転換する必要がある場合に、人と機械などの固定資産をくらべると圧倒的に人員の整理のほうが困難です。その分事業転換のスピードがおちます。
また、属人化が進むのとその人物だけに無理が出る、ほかの人はわからない状況が生まれるとも言っています。これも大いに賛成です。どこの会社をお邪魔しても1~2名なぜか残業時間がとびぬけて多い人がいます(どの会社も「うちは事情が特殊だから」、といいますが、多くの会社で何人かそんな人はいますよ(:_;)とお伝えするとびっくりしています)これも経営にはリスクでしかありません。
これは会社の仕事を人を増やすことで解決するだけに頼った時のリスクです。筆者は人を雇うこと自体を反対しているのではありません。雇う価値がある仕事にだけ、人でなければならない仕事にだけに絞る必要があるといっております。
そこで筆者は、会社業務の仕分けを提案しています。3つとは
- 心臓の仕事(コア業務) =会社の存在理由そのものの仕事
- 仕組みの仕事(レバレッジ領域) =仕組みに任せる仕事
- 外の力の仕事(フレックス領域) =必要な時にだけ力を借りる仕事
です。これにより、コア業務には価値のある人員(もしくは経営者)が従事し、会社を進め、レバレッジ業務では仕組化により属人化を防ぎ、AIにより効率化を図る、また外注にお願いすることでさらに人員の負担を減らしていく経営が可能となります。採用は最初のステップではなく最後の手段に、これからの人手不足を乗り切るため、時代のスピードアップに乗り遅れないため経営のアップデートが今後必要となります。
採用が最後の手段になってしまったら、わたくし商売あがったりだわ(:_;)
最近わが事務所でもAIの活用が広がっております。ついに課金してるAIツールが3個になり、毎日何らあのAIに仕事をしてもらっております。しかーーーし!!業務をAIにしてもらっている間、人間はなにをしているか?実例がこれ
- お菓子を食べている
- シュレッダーをかけている
- 郵便物をポストまで出している
- トイレ掃除
これでいいのか???人間
理想「定型的な業務はAIにしてもらい、人間にはコアな仕事をすることで生産性アップ」
現実「計算等複雑な業務はAIにしてもらい、人間はまだ、AIができないフィジカル業務を担当」
AIは数か月で劇的な進化をしますが、人間の劇的にはかわらない遺伝子進化でも1回に30年かかります。普通の人間はAIに仕事やってもらったら、さらに価値のある仕事をーーなんて無理よ( ;∀;)
名古屋市守山区 特定社会保険労務士
吉川 未佐子