今回も企業様セミナー 内容は「安全衛生体制」
従業員が50名を超えると安全衛生体制の構築が必要となります。月1回の安全衛生委員会の実施が必要となりますし、安全管理者・衛生管理者・産業医等の選任も必要です。
ただ…、体制だけ整えていても、委員会内でただしい議論ができていないと台無しです。
まず、絶対に実施をお願いしていただきたいのは、「雇い入れ時の安全衛生教育」!。これは労働安全衛生法で定めれらた法定教育の一つですが、初めて操作する機械・業務についてその危険性、安全装置の重要性をしっかりと理解してから業務を行わないと、思わぬ危険行為を行い重大な労災事故を起こします。実際、4日以上の休業をともなう労災事故の30%は経験1年未満の労働者です。
私がよく見ている労働災害を紹介するYouTubeです
こちらは厚生労働省の職場のあんぜんサイトに記載されている労働災害事例を紹介しています
「職場のあんぜんサイト」https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_FND.aspx
これから新入社員が職場に配属されていくと思います。まずは、ただしい機械の使用方法と、その危険性をしっかりと認識させて安全に業務を行っていただきたいと願うばかりです。
労働安全衛生法はかなり高い水準にあると思います。これを遵守していれば、ある程度災害が防げる基準にはあります。ただ、法令遵守していれば、絶対安全ではなく、これを守っていなければ「危険」であるということを認識していただきたいです。
法令遵守 ≠ 災害防止
ご安全に!
名古屋市守山区 特定社会保険労務士
吉川未佐子