労働保険料申告書や算定基礎届の作成など、社労士の繫忙時期がひと段落し、ほっと一安心です たまった仕事をこなしております
宮城県が令和2年度より「介護職働き方改革応援プロジェクト事業」と題し、県内介護事業所への「週休3日制度」の導入支援をすすめていくという記事がありました。
宮城県ホームページ
7月の上旬に導入支援事業者を決定し、5事業者程度を支援対象としていく予定とのことです
週休3日制度の導入としては、次の2が選択しとしてあがると思います
- 1日の所定労働時間を変えずに出勤日を少なくする(1日8時間 週2日休み →週40時間勤務 を1日8時間 週3日休み →週32時間勤務とする)この場合給与額は 32/40となる
- 1週間の所定労働時間を変えずに出勤日を少なくする(1日8時間 週2日休み →週40時間勤務 を1日10時間 週3日休み →週40時間勤務とする)
①の導入は短時間正社員制度導入の時間設定でみられることが多いかと思います 一般的な正社員の導入として多いのは②です
②の制度を導入している企業としては「ユニクロ」を運営するファーストリテーリングが有名です
ユニクロから新しい働き方のご提案!
https://www.fastretailing.com/employment/ja/uniqlo/jp/career/regional/threeday_weekend/
ユニクロにとってみれば大変合理的な制度で、一般的な店舗営業時間は10時から20時(10時間)です。所定労働時間が1日10時間でしたら、休憩時間も入れて所定労働時間内で開店準備・閉店準備を含めてシフトが入れられ交代シフトや残業代が必要ありません
また、忙しい週末に2日出勤日にし、残りの2日を月曜日から金曜日に出勤することで、比較的忙しくない平日に無駄な人員を出勤させる必要がありません
令和2年就労条件総合調査では、「何らかの週休2日制」を採用している企業の割合が
%、「週休1日制又は週休1日半制」を採用している企業が全体の9.2%となり、全体の9割以上を占めています 週休3日も含まれる「完全週休2日制より休日日数が実質的に多い」企業は全体の8.3%にすぎません
自社の勤務体系・営業時間にはよるかと思いますが、「1日は8時間だ!」「月曜日から金曜日まで全員出勤だ!」という考えを少し柔軟してみると、新しい働き方が生まれてくるのでは?と思います。 それが「働きたくなる会社」となればよいなと考えてます