休むには長く、学ぶには短い大型連休①

GWです コロナ禍なので、長期で旅行にもいけず自宅におります

こんな時にはたまった雑誌(社労士関連ですが)をまとめ読みしております ついついたまってしまう購読誌、在庫がなくなるのは年に3回(GW・お盆・年末年始)だけです

プラスアルファで買った本を読むのもこの時期に集中しています 

私の本の内容理解と整理もかねて、この休みに読んだ本を紹介します それでもまだ買っただけで読んでいない本が数冊あります 休むには長いですが、学ぶには短いですね、GWも

GWに読んだ本その①「ケーキの切れない非行少年たち」「どうしても頑張れない人たち」

筆者は児童精神科医として医療少年院に勤務していた時に、多くの非行少年と出会う中で、「反省以前の子供」がたくさんいたことに気づく その少年たちは「ケーキを3等分にすることすらできない」非行少年も大勢いたが、現実の社会でも同じ問題がある…

という前置きから始まります 私たちも「話せばわかる」「丁寧に説明すればわかってもらえる」という考えに陥りがちですが、本書ではこの考え方が、「認知機能という能力に問題がない」という前提に立っているのです どれだけ丁寧に説明しても世の中がすべて歪んで見える認知能力の人には正しく伝わらない、この人に必要なのは「認知能力の向上のための特別な支援」と筆者は述べています 

この認知能力(見たり聞いたり想像する力)が欠如しているために、言われた仕事がうまくできない、覚えられない、職場の人間関係がうまくいかない等の問題を起こし、先生・事業主などから叱責を受け飛行に走る、会社を辞めてしまうといったことが起きるのです このような「特別な支援」が必要な人がどれくらいいるのか、それは知能分布から算定るとおよそ14%(35人クラスの下位5名程度)になるそうです

それではその下位5名にどのような特別な支援が有効かというと「自己評価の向上」になると結論づけています どのような人でも「人から頼られたい・評価されたい・役に立ちたい」という欲求はあります その欲求が成長をうながすのです

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