令和3年度の雇用保険・社会保険料について

厚生労働省から令和3年1月27日開催の「第159回労働政策審議会職業安定分科会」の資料が公表されました。雇用保険料率を変更する告示安要網については諮問が行われていますが、これによると令和3年度の雇用保険料率は1000分の9(農林水産業及び清酒製造業については1000分の11、建設業については1000分の12)とする、令和2年度から変更なしとなる予定です

令和3年の雇用保険料率については、令和1年の雇用保険財政の状況を踏まえて計算しています。失業給付等と保険料収入・国庫負担金・前年度の積立金残高で財政状況を計算し、保険料を計算します。(令和1年の決算によれば、令和3年度の保険料率は2/1000までの引き下げが可能だったみたいです)

ただ、令和2年度はコロナ禍の影響で、失業給付・雇用調整助成金の申請が増大し、積立金の残高が大幅に減少しております。そのため令和4年度には雇用保険料率に影響がでると思われます。(少し気が早し気が早いですが)

健康保険料については本年3月分(4月納付分)からの適用で改定されます。

愛知県では9.88%⇒9.91% 岐阜県では9.92%⇒9.83%となり都道府県ごとに保険料率が異なります(介護保険料率は全国一律で1.8%です)事業所の所在地の保険料率をご確認ください。

協会けんぽ「令和3年3月分(4月納付分)からの保険保険・厚生年金の保険料額表(愛知県)」

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