先日、サントリーの山崎蒸留所までおいしいウイスキーを飲みに工場見学に行ってきました
試飲コーナーがあったのですが、一番高いウイスキーで山崎25年・響30年15ml4000円! 一回の飲み会飲み放題付きの金額ですわ。2杯飲みましたが(;^ω^)
そんなサントリーですが、2024年春闘で基本給を一律で底上げするベースアップを含め、賞与を含まない月額ベースで7%程度賃上げする方針が公表されました。2023年も7%の賃上げでしたので、実現すれば2年連続となります。
そのほかビックカメラの7%超のベア実施、新卒初任給も14〜16%の引き上げであったり、明治安田生命では年収ベースで7%引き上げなど、大企業が次々と賃上げを発表しています。
企業が早めに昇給の発表をするようになったのは賃金の改定事情があるかと思います。厚生労働省の賃金引上げ等の実態に関する調査によれば、令和3年中に賃金の改定を実施した企業が最も重視した要素は「実績」で47.3%・次いで「雇用の維持」9%「労働力の確保・定着」が8.2%(合計17.2%)でした。これが令和5年になると「実績」が36%に対して、「雇用の維持」11.6%「労働力の確保・定着」が16.1%(合計27.7%)と増えています。企業としては、業績が良いから賃金を出す→労働力を確保するために賃金を出す、というスタンスに変わってきています。
連合は12月1日に
- 賃上げ3%以上、定期昇給相当分(賃金カーブ維持相当分)を含め5%以上の賃上げを目安とする
- 中小組合で賃金実態が把握できないなどの事情がある場合は格差是正分を含め15,000円以上を目安とする
といった2024年春闘方針を発表しました。2023年の賃上げ率は平均で3.6%でしたので前年よりも高い賃上げ目標です。2023年の春闘賃上げ要求水準は「5%程度」でしたので2024年の「5%以上」と表現が強くなっていることでもわかります。
来年の春は5%・15000円がキーワードになりそうですね。
先ほどの山崎25年ですが1本700mlなので試飲価格で計算すると約19万円です。が、市場価格になると150万円程度だそうです!ちなみに響30年は90万円。
わたしも歳をとるほど価値が上がるウイスキーのような人間になりたいです(‘ω’)