休むには長く学ぶには短いお盆休み2023①

毎度ですが長い休みではありません(*´Д`)。働き方改革とは程遠い生活を送っております。それが自営業です。

 今回の読書テーマは「士業の方が紹介してくれた本」。わたくし、紹介していただいた本はなるべく読むようにしております。人に紹介できる本という事は面白いでしょうし、その方の人となりがよくわかる!と思っているのもあります。(次回お会いした時に「あの時教えてくれた本読みましたよー」といっていやな顔する人は今までいませんでしたよ)

 ただ、自分のレベルとは全く違うハイレベルな本・漫画は対象外です。(気軽な気持ちで「キングダム」を紹介してくれた方、ありがとう。でも私の脳みそでは登場人物が覚えきれません。英語版のハリーポッターを紹介してくれた方、ありがとう。でも私はTOEIC320点、ぎりぎり英語の看板が読める程度の英語力です)

一冊目は… 税理士の方が紹介してくださいました

「こうやって言葉が組織をかえていく」 理念実現コンサルタント・税理士 生岡直人 著

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多くの方から「従業員が言われたことしかやらない」「自分の思いと従業員の思いが違う」という悩みを聞きます。筆者はその解答として、「理念」を言語化していないから、伝えていないから、と言っています。 

「理念の言語化とは本当に伝えたいことを、伝わるレベルで言葉にすること、それが成果が上がる仕組みとなり、自律的に判断する軸となることです。

「伝える」とは会社全体に浸透し、実践され、実現されることをいいます。

本著ではその具体的なコンサルティングの方法が丁寧に記載されております。例示されているコンサルティングのスケジュールでは、6ヶ月程度かかっています。(それくらいの時間がないと、理念は言語化されず、皆さんに伝えていくことが難しいということです。)

更に筆者は「社長自身が自分に浸透させよう、自分が実践しようという気持ちがあるかないかが大事」と伝えています。人間は相手が変わるのを望みます。これは社長⇒従業員がそうであるように、従業員⇒社長も同様です。自分が変わろうとせず、相手にだけ変わることを望んている間は理念は浸透していきません 従業員が経営者に求める姿勢は見本となり、信頼して、支援するスタンスであると述べています。

 わたくしは独立して8月で3年となりました。独立した当初、事務所の理念はありましたが、こちらの本を読んで、独立した当初の理念を思い出してびっくりしました。思い出したという事は忘れていたという事です

事務所の理念というか私の士業としての理念は「お客様が何か困ったことがあったとき、一番最初に顔が浮かぶ士業でありたい」というものです。これは会計事務所にいたときに、とりあえず分からないことは税理士に聞こう、というお客様が多いな、と思っておりました。これ以上の信頼を私はお客様から得なくてはならないと思っております。 

 こちらの本を紹介していただいた税理士さん、初心を思い出させていただきありがとうございました

名古屋市守山区 特定社会保険労務士

吉川 未佐子

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