引き続いて近所のピアゴで買った文庫本より(;^ω^) ご近所の本屋は大切にしたい!
橘玲著 「バカと無知 人間、この不合理ないきもの」
世の中のきれいごとをぶった切る橘玲さんの著書です この本の内容はずばり「人間の本質=バカと無知+自尊心」である!
この本は全編にわたって「バカはバカである事に気づいていない」ことを説明しております 以前紹介したダニング=クルーガーの法則も説明されておりますし、衝撃的だったのは、PIAAC(国際成人力調査)では日本人の3人に1人は、小学校5年生程度(レベル3)の読解力がないとされております そして、150文字程度の本の概要をよんで、質問に当てはまる本を選ぶという問題については、8割近くの成人日本人でこのレベル(レベル4)の読解力を持っていないそうです Twitterの文字数は140文字なので8割程度の日本人はTwitterの書いていることを理解していない可能性があります
なので、本質とは違うことで炎上するのか―(;^ω^)(個人の感想です)
ちなみに、数学的思考力についてはレベル3の立体図形の展開では日本人の正答率は62.5%、レベル4(単純なグラフの読み取り)に達している人は読解力同様2割だったそうです
※こんな成績ですが、日本人の成績は先進国1位でした
これでは「求人をだしても、企業が求めるレベルの人物が応募してこない」という企業の悩みはごもっともになりますね
そしてもう一つ「自尊心のやっかいさ」も解説しております 自尊心を傷つけられることは脳の生理反応としては殴られたり、けられたりすることとまったく同じように感じるそうです その自尊心はパーソナリティというよりも他社に対しての関係性で決まります なので人間はいつも相手より有利でいたいのです たとえ幼児であっても 子供は純粋でないことをつばびらかにしております 厄介(._.)
そんなバカで無知で自尊心に敏感な人間はすごーーく厄介ですが、少しでも多くの人が「自分はバカで無知で自尊心ばっかり守りたがる」と気づき注意をはらえば、もう少し生きやすい世の中になるかもしれません と著者は締めくくっております
今の世の中、生きづらい (GW2回目)( ゚Д゚)
愛知県名古屋市守山区 特定社会保険労務士 吉川未佐子