働き方改革推進支援センターの業務で、臨時の労働相談窓口の担当をさせていただきました
名古屋労働基準監督署で窓口に座るわたくし
今回の監督署の調査は通常の調査と、飲食店に対する最低賃金の調査です そのため、わたくしの後ろに最低賃金に関するお知らせポスターが張られております
飲食店の方は特にですが、人を採用することが難しい、値上げをすることが難しい、最低賃金は毎年上がる、でお店からすると時給を最低賃金以上にあげることがむずしいだろうな、と思います たまにアルバイト求人雑誌をみますが、いまですと時給1000円くらいですね でも、これだと今年の10月には最低賃金上昇に追いつかれるでしょう(中には1200円 1300円の求人もちらほらありますが、高級店であることが多いです)
(コンビニでトイレをお借りするたびに思うのですが、店舗内で張られている「求人!」ってほぼ最低賃金だー(‘Д’))
最低賃金と昇給に関してですが、私が以前から思っていたのですが…
「生産性を上げなければ利益がでない →そのために設備投資だ! → 利益がでたら従業員に還元」
という理屈っておかしいよね と 目的と手段があっていないというか‥生産性向上に寄与するのが設備投資であるならば、企業は生産性向上して生み出した利益を(生産性向上に寄与していない)労働者への給与に分配するのではなく、新たな設備投資に回すでしょう だってそうすれば、企業はさらに生産性が向上するのだもの
そうではなくて
「価値が高い従業員がいないと企業価値がさがる! →価値が高い人は多くいない…他社との取り合いだ → 価値が高い人には高い賃金を払う そうでなければ自社の従業員まで他社に取られてしまう」
という考え方のほうが私は腹に落ちます 「価値が高い人」は会社によって違いますが…
この理屈だと利益が出ていないから賃上げしないではなく企業防衛のため賃上げは必要ということになります
令和5年はレッツ賃上げ!