オフィスは人柄・会社柄がでます

先日、お知り合いの行政書士さんが事務所を自宅から移設されたので、遊びに行ってきました。

素敵な調度品の数々!ドラマのセットのような家具で「30年くらい長年業務を行っている老舗の事務所」感をわずか移設2ヶ月で醸し出していました それが嫌味じゃない センスがよいのです

写真をお見せできないのが残念ですが、「こういうインテリアで人間性がでるのだな」と思いました

そんな私の事務所玄関

うん!! 神頼み!!

さて、私もお客様の事務所や店舗にお伺いすることが多いですが、やはり「好感が持てる」か「好感が持てない」事務所や店舗なのかはチェックするようにしています(あの玄関のセンスで何を言っているのだというお叱りがきそうです 先に謝ります すいません)

トヨタには片付けの基本「5S」があります 「無駄をなくせば利益が上がる」という考え方で生産性向上にもつながる社会人必須のツールです

5Sの考え方とは…

  1. 整理(SEIRI)…いるものといらないものをわけ、いらないものを捨てること
  2. 整頓(SEITON)…必要なものを必要な時に必要なだけ取り出せるようにすること
  3. 清掃(SEISOU)…きれいに掃除すること、日常的に使うものを汚れないようにすること
  4. 清潔(SEIKETSU) …整理・整頓・清掃の状態を維持すること
  5. しつけ(SHITSUKE) …整理・整頓・清潔についてのルールを守らせること

1~3で3Sとも言います

ここで重要なのはもちろん5のしつけですが、こちらのツールでは「人をせめるな、仕組みを責めろ」と言っております うまく3Sを習慣化できないのは人ではなくて仕組みが悪いのです だからリーダーはうまくいく仕組みを作る必要があります

たとえば、

  • 掃除をしろ! ではなくて 掃除をする時間を作る
  • 誰がやっても同じクオリティになる基準の共有、教育の仕組みを作る
  • そもそも掃除しなくてよい仕組みにする
  • 指導も徹底して現場でやる

掃除の所を別の言葉にすると5S以外でも使えるリーダの基本ですね ぜひマスターしたい考え方です 

私が新卒で入社した会社の社長は「事務所に入った時に蜘蛛の巣が張っていたり、電球が切れているような会社はダメだ!」と言われていました その通りと思います 蜘蛛の巣があったり、電気が切れているのが問題ではなく、会社が従業員を教育せず、従業員もそれをほっておくような風土が問題だという事です 私の実感でもうまくいっていない会社ほど片付けがうまくいっておらず、物が多いなと思います(閉店した店舗を掃除にいったら途中まで使っている洗剤が何本も出てきたそうです)

センスがよいかはさておいて、きれいなオフィス・工場を目指しましょう!

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