休むには長く、学ぶには短い年末年始②

こちらは衝動買いしてしまった1冊

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「なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか」 沢渡あまね著

概要は

人間関係、生産性、やりがい、満足度、日本の職場は「ワースト1位」! 職場がギスギスしている。そう思ったことはないでしょうか?残念なことに、正解です。それも日本の職場は世界一ギスギスしていると国際調査で明らかになったのです。日本の職場のどこに問題があるのでしょうか? そこで本書は350以上の企業・自治体・鋼管町で職場コミュニケーションと組織風土の問題に向き合ってきた著者が、豊富な実例とデータをもとに、職場のギスギスの原因を掘り下げ、働きやすい環境に生まれ変わるためのアイデアを提案します(本書裏より)

正しくは「世界一ギスギスしている」ではなくて「職場の同僚の間の関係は良い」といった人の割合が査国37か国中の最下位(1位ジョージア 93.7% 2位ドイツ93.4% 3位スイス93.0% … 日本69.9%)なんですけどね この回答はお国柄とかもあるのでは?とも思います

もう一つ調査結果を出しており、「社員のエンゲージメント(仕事への帰属意識や愛着や誇り)と職場環境満足度」も調査国20カ国中最下位でした 日本の満足度のハードルが高いのではとも思います

本書では、その原因として●年功序列・終身雇用制がいまだに続いており、ジョブローテーションなどがあり、プロとしての業務スキルを高めることが難しい ●ピラミッド型の組織体では、階層をこえた提案・相談ができない●日本の組織は評価や組織体制は集団主義だが、仕事は個人主義(個人でないと把握できない仕事が多い)●「新卒一括採用」「入ってみないとわからない社内風土」など採用のミスマッチが生まれやすい などなど書かれていますが、諸外国の体制とはどこまで違うのかが書かれておりません

(諸外国は終身雇用でなく、新卒一括採用だけでないことはわかりますが、そのほか組織体制や評価体制がどのように違うのか、それが職場風土にどのように影響するのかが記載されておりません

個人的には 諸外国は職場に不満があったらすぐに転職する→ 不満のある職場には長居しない のため満足度が高いのではないのかと思います 日本の労働市場の流動性や、高齢者の場合、賃金等の問題で転職が難しいという問題があるのは理解しています ここの問題を解決していくことで、自分にとって満足のの高い会社に移りやすい労働環境にすることが重要かと思います

あと、本書では「職場のギスギス」の解消法にテレワークを推奨していますが、そこまで万能ではないかと思います テレワーク

番外

絶対に実生活には関係ない理論ですが、読んでみると大変面白い!

今まで 時間 空間 は同じと考えられていたニュートン物理学がひっくり返り、光の速さは一定で時間と空間はだれが見るかで変わってくる なんて どうやったら思い至るのかしら そしてそれを科学的に証明できるって、物理・数学ってすごいね

…ちゃんと読みましたが、相対性理論について説明してって言われても今のところできません あしからず(‘ω’)

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