タイトルのBYODとは(Bring Your Own Device)となります つまり、個人のスマートフォンやデバイス端末を業務に活用することです
就業規則を見直しされるお客様に、いつもお伺いしている質問の中に「社員の個人携帯を業務に使用していますか?」という項目があります
この問い合わせに関して「うちはまったく個人携帯は使用していない!持ち込みも制限している!」と言われる方は少数で、LINEグループや、取引先との連絡、社内の情報共有等何らかの形で個人のデバイス(主にスマートフォン)を業務に使用しています
しかし、業務に個人のスマートフォンを利用することは、「リスクがある」という認識は必要です
主なリスクは
- 情報漏洩の危険性が高まる
- プライベートと仕事の境目が曖昧になりやすい
- 費用負担
特に情報漏洩に関しては、退職後に顧客情報の持ち出しなどの問題が発生した場合でも「秘密管理性を欠く」として会社側にも問題があるようにとらえられます。また、業務中にデバイスを利用する→仕事場に個人のスマートフォンを手元に置くことを会社が容認していることになり、個人的に使用される非常に大きなリスクとなります。大手情報会社の個人情報漏洩事件も個人スマートフォンをパソコンで充電しようとしたのがきっかけだったと言われています
何年か前に「バイトテロ」といった事業場内にて個人的なSNSや動画をアップすることで大変大きな問題となったことも記憶に新しいです
(トヨタ自動車の工場には「SNSなどの撮影を禁止する」といった掲示板のようなものがある」とお客様から教えていただきました)
便利な道具が生まれても、それを管理するためにそれ以上の管理体制が必要になるのでは…と思っている時代遅れな私です