106万円の壁

専業主婦(主夫)がパートで働くときに、いったいいくらまで働くのがお得なのか?という質問を受けました その時に「103万 106万 130万 150万円の壁」と表現されていましたが、その106万円の壁に関しての法改正があります

そもそも「壁」ですが2種類あります 「税金の壁」と「社会保険の壁」です

103万円と150万円の壁については、税金の壁の為、私が詳しく話をするのは控えます

106万円と130万円の壁は社会保険の壁です 

130万円の壁とは、社会保険の被扶養者の要件「年収が130万円(対象者が60歳以上もしくは障害厚生年金を受けている障害者の場合は180万円未満)であり、かつ被保険者の年収の2分の1未満である」に該当するかどうかの基準となります

106万円の壁とは、社会保険加入者501名以上の会社でアルバイト・パートをすると年収106万円以上の一定の要件で社会保険に加入することになります 一定の要件とは以下のようになります

  • 収入が88,000円以上
  • 雇用期間が1年以上
  • 所定労働時間が20時間以上
  • 学生でない

130万円の壁は「社会保険の扶養親族になる」壁で106万円の壁は「社会保険に加入する」壁となり、106万円の壁で要件となった場合、130万円の壁は意味がなくなります(扶養になる前に社会保険に自分で加入しているため)

106万円の壁についての改正ですが、2022年10月~「社会保険適用者501名以上」から「社会保険適用101名以上」に適用が拡大されます さらに2024年10月からは「社会保険適用者51名以上」にさらに拡大されます

いままで106万円の壁については適用がなかった会社で勤務されていた方も2022年以降適用になる可能性があります

パートで働いている方、パートの方を雇っている会社両方で、今後の「パート」と言われる方の働き方を考えていくきっかけになるのではと思います。

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